黄蜂 Flydigi Wasp X/Nとは?
黄蜂 Flydigi Wasp X/N (以下、ワスプ)とは、スマホ用のゲーミングコントローラーです。
特徴的なのはBluetoothを使わず特許技術であるCapAir Mappingを使用して遅延なくゲームをプレイすることができる点(※)と、左手のみ、横持ちゲーム専用というところです。
価格は定価で8618円(税込)ですが、サイトによっては安く購入することができます。
購入する際、ホームボタンがあるiPhone 8などで使う用のWasp NとホームボタンのないiPhone Xなどで使うWasp Xがあるので注意しましょう。
基本的に自分が持っている端末に合わせて購入すれば良いのですが、個人的にはWasp Xをおすすめします。
後述しますが、Flashplay Modeというのを使えばWasp XをiPhone 8 PLUSで使うことも一応可能です。
※後述しますが、普通にBluetoothを使ってプレイすることを推奨します。
PV
iPhone用ゲーミングコントローラ『WASP N/X』
メリット
左手人差し指でボタンを押すことが出来るので、3本指プレイが可能になるのが最大の利点です。
あとはジョイスティックが物理になり画面外に指を置くことになるので、左手親指で画面を隠すことがなくなり視野が広くなります。
あと好みの問題ですが見た目がスタイリッシュです(笑。
デメリット
スマホのゲーミングコントローラーとしては価格が高めです。
あとは左手にしか使えないので4本指プレイをしたい場合は別途右手用を購入する必要がある点、充電が必要な点、向きによっては音量ボタンなどハードボタンを隠してしまう点、スマホに装着した際ほんの少しだけ上下を隠してしまう点です。
また、後述する専用アプリを落とす必要があるのでセキュリティ的なリスクがゼロとは言えません。
ちなみに充電は必要ですが1.5時間の充電で20時間もつそうです。
利用可能なゲーム
結論からいうと、横持ちのゲームなら色々なアプリで利用可能です。
例えば
- PUBG、荒野行動、Fortniteをはじめとするバトロワ系
- ウイニングイレブンのようなサッカーゲーム
- Vaingloryや非人類学園のようなMOBA系
- 黒い砂漠などMMO RPG
- ブロスタ
- Identity V (第五人格)
などなど。
基本的にジョイスティックを使って移動する系であればとりあえず使うことが出来ます。
ボタン系は向き不向きもありますが、タップするだけのものであれば割り当てることが可能です。
横向きゲームであってもドラッグやスワイプ操作が必要なものや音ゲーのようなものには向いていません。
割り当て可能なボタン
ジョイスティック
移動以外に割り当てることもできますが、基本的には移動に割り当てることになるでしょう。
Aボタン、Bボタン
ジョイスティックの下に位置しているのでボタンを押す際はジョイスティックから指を離すことになります。
そのため移動していないときに使う機能、例えばメニューを開く、回復するなどのボタンを割り当てると良いでしょう。
LTボタン、LBボタン
左手中指で操作することが出来るので、移動しつつ使うような機能に割り当てるのが良いです。
例えば銃を撃つ、スコープを覗く、スキルを使うなどです。
ちなみに長押しに対応しているのはLTボタンのみのようです。
そのため、例えばボタンを押しっぱなしにすると銃を撃ち続けるといった機能はLTボタンにだけ割り当てることが可能です。
モード説明
Classic Mode
いわゆるCapAir Mappingを用いたモードになります。
特徴としては割り当てられるボタンの位置が固定されているため、設定するのに専用アプリが必要ない代わりにPUBGや荒野行動などのようにゲーム内でボタンカスタマイズ出来るゲームじゃないと割り当てが出来ない点、コントローラーをスマホに装着する際、ずれるとキーが効かなくなるといった点が挙げられます。
基本的に後述するFlashplay Modeの方が優れているので専用アプリを使いたくない場合以外こちらのモードは利用しなくて良いと思います。
また、執筆時点では購入したときに付いている説明書、またネットを検索して見ることができる公式ドキュメントはこのクラシックモードのものになるので、設定方法はそちらを見ていただけたらと思います。
Flashplay Mode
Bluetoothを用いた新しいモードです。
スマホ画面上の位置を記憶してボタンに割り当てることができるため、コントローラーをスマホに装着していなくても正確な位置を検知してくれます。
また、専用アプリを使う必要がありますがボタンカスタマイズできないアプリであっても各ボタンの位置を画面上のどこに割り当てるのか設定できるため、様々なゲームで利用することができます。
今回この記事で解説するのはこちらのFlashplay Modeによる設定方法です。
Flashplay Mode設定方法
- コントローラーを使いたいゲームを起動して、コントローラーのボタンをマッピングしたいボタンが表示された画面をスクショしておく
- 例えばPUBGならボタンコンフィグ画面
- コントローラーを充電しておく(重要)
- 専用アプリをダウンロードする
- ダウンロードが終わったら端末の設定を開き、一般 > プロファイルとデバイス管理からBeiging tianhengzhiye culture commu...のようなプロファイルがあるのでそれをタップして信頼する
- 野良アプリによるプロファイルの許可はセキュリティリスクが発生するので自己責任でお願いします
- もしプロファイルを削除したい場合、アプリを消せば自動的にプロファイルも削除されます
- アプリを起動
- Sign upはせずに左上の×から閉じてしまってOK
- トップ画面右上の歯車マークを選択
- Upgrade Gamepadを選択
- LTボタン、LBボタンを押しっぱなしにしたままコントローラーの電源をONにする
- コントローラーの左下にあるスイッチをスライドしてランプがオレンジに1回点灯すればOK
- トップ画面右上の歯車マークを選択
- アプリのトップ画面からconnectを選択
- ロゴボタンとBボタンを3秒ほど同時押しする
- ロゴボタンが青く点滅する
- ペアリングする
- トップ画面右上の歯車マークを選択
- Switch Modeを選択
- Flashplay Modeを選択
- トップ画面から +Add Gamesを選択
- プレイしたいゲームを選択
- 検索してもプレイしたいゲームが表示されない場合は検索結果画面のClick hereを選択し、Add COnfigurationsから追加することができます
- My Gamesから追加したゲームの横にあるOpenを選択
- Adjustを選択
- 左上にあるPictureを選択し、最初に撮っておいたスクショを選択
- 画面中央にあるL、A、B、LB、LTをそれぞれ押した際に画面のどこをタップしたことにするかを設定するため、それらのアイコンをドラッグする
- 設定が完了したらApplyを選択
- 画面右上のSaveを選択
以上で設定は完了です。
他のゲームを追加したい場合は上記手順の16以降をやればOKです。
また、設定済みの設定を切り替えたい場合はMy Gamesからアプリ名の横にあるOpenを選択し、Applyを押せばOKです。
いかがだったでしょうか?
最初設定が少し手間ではありますが、一度設定してしまえばコントローラーのスイッチをONにするだけですぐ利用できるのでおすすめです。
複数のゲームで利用する際は都度切り替えが必要な点は注意が必要ですね。
それではまた。
Copyright (C) 2008-2019 Shanghai Flydigi Electronics Tech. Co., Ltd.,