Mac+OBS+HD60 Sで高画質&高音質配信をしよう!
この記事は機材配置、ソフトインストール、及びGame Capture for Macの設定が終わった方向けに書かれています。
それらがまだの方は以下の記事を先にご覧ください。
その1(機材配置編)
その2(ソフトインストール編)
その3(Game Capture for Mac設定編)
Discord
フレンドとの通話に使用するためDiscordの設定を行います。
起動したら設定(Preferences)を開き、音声・ビデオ設定から音声設定の出力デバイスをSoundFlower (64ch)に設定します。
LadioCast
LadioCastは先ほどDiscordで設定したSoundFlower (64ch) の音を内臓出力から出力するよう設定します。
まず入力1でSoundFlower (64ch) を選択し、すぐ下にある出力先からメインの文字を選択しておきます。
続いて出力メインに内臓出力を選択します。
これでSoundFlower (64ch) の音が出力メイン、つまりは内臓出力から出るようになります。
この設定がないとDiscordの音が聞こえなくなってしまうので注意してください。
OBS
Discord音声の設定
OBSを起動したらソース欄から下部にある+を選択し、音声入力キャプチャを追加します。
名前は何でもいいので入力し、音声入力キャプチャのプロパティ設定画面でSoundFlower (64ch) を選択してください。
これでDiscordの音が配信にミキシングされるようになります。
ゲーム映像+音声の設定
ゲーム映像とゲーム音声はLocalRTMPServer経由で受け取ります。
ソース欄から下部にある+を選択し、メディアソースを追加してください。
メディアソースのプロパティ画面が表示されたら、ローカルファイルというチェックボックスを外します。
そうすると上図のような画面になるので、入力と書かれたフィールドにLocalRTMPServerのRTMP URLとSTREAM KEYを以下のように繋げて入力してください。
rtmp://127.0.0.1/live/XxXxxxxxX
rtmp://127.0.0.1/liveの部分がRTMP URLで、XxXxxxxxXの部分がSTREAM KEYになります。
この設定をするとOBSの画面上にゲームの映像が表示されているはずです。
マイクの設定
OBSを起動したらソース欄から下部にある+を選択し、音声入力キャプチャを追加します。
名前は何でもいいので入力し、音声入力キャプチャのプロパティ設定画面でBuilt-in Microphoneを選択してください。
これでイヤホンジャックにさしたゲーミングヘッドセットのマイク音声がミキシングされるようになります。
もしゲーミングヘッドセットをUSBで繋いでいる場合はBuilt-in Microphoneではなくそのデバイス名を選択すればOKです。
音量と遅延の調整
OBSの下部にあるミキサー欄の一番右にある設定ボタンからオーディオの詳細プロパティを開きます。
実際の音のバランスは配信してみないと分かりづらいと思いますが、Discord音声、ゲーム音声、マイク音声の音量はこの画面で調整してください。
初期状態では同期オフセット(ミリ秒)という欄が全て0になっていると思いますが、その状態だとマイクとdiscordの声がゲーム映像やゲーム音声に比べて早く聞こえてしまい、配信を見に来ている人は音ズレしているように感じてしまうためDiscordとマイクの音声をわざと遅らせるように設定しています。
この遅らせる時間は環境によって異なると思いますが、おそらく1500〜2000ミリ秒くらいになるのではと思います。
この同期オフセット設定も配信をした後どの値にするのが適切かをチェックしてください。
配信設定
OBSの配信設定周りは各配信サービスによって異なると思いますが、ネット上にOBSでの配信設定を説明した記事などがたくさんあると思うのでそちらを参考にしてください。
Macは有線LANでインターネットに繋ぐ
できればWi-Fiではなく有線LANでインターネットに繋いだ状態で配信しましょう。
こうすることでフレームがドロップしづらくなったりするなど、Wi-Fiよりも安定して配信することが出来ます。
まとめ
以上で全ての設定が完了です。
ポイントとしてはOBS for Macで直接認識することが出来ないHD60 SをGame Capture for MacからLocal RTMP Server経由で接続するというところですね。
これによりOBSで画面キャプチャをするよりも高画質な映像を受け取ることができ、かつゲーム音声もずれることなくキャプチャすることが可能です。
初期設定はかなり面倒ですが一度設定してしまえば以降はアプリを起動して配信するだけなので、興味のある方はトライしてみてください。
それではまた。